本研究では、これまでに研究代表者らが独自に確立してきた蛍光プローブの開発技術を生命科学研究に留まらず、創薬・臨床医学へと応用することを目指して研究を行った。具体的には、①低酸素環境を検出する蛍光プローブazoSiR640の開発に成功した。②GLUTを介して細胞内に取り込まれるactivatableな蛍光プローブの基礎骨格を開発することに成功した。③硫化水素(H2S)及び活性硫黄分子の産生酵素である3-mercaptopyruvate sulfurtransferase (3MST)の選択的阻害剤の開発に成功した。
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