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2019 年度 研究成果報告書

病原性アルブミンを基軸とした腎-多臓器連関の病態生理解明と新規包括的治療法の探索

研究課題

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研究課題/領域番号 16H05114
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 医療系薬学
研究機関熊本大学

研究代表者

渡邊 博志  熊本大学, 大学院生命科学研究部(薬), 准教授 (70398220)

研究分担者 小田切 優樹  崇城大学, 薬学部, 特任教授 (80120145)
丸山 徹  熊本大学, 薬学部, 教授 (90423657)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワードアルブミン / 尿毒症物質 / 酸化ストレス / 筋萎縮 / 尿酸 / CYP3A / 脂肪酸代謝
研究成果の概要

慢性腎臓病進行に伴う腎-遠隔臓器連関の病態進展因子としてアルブミン分子の多様性(結合内因性物質(尿毒素、脂肪酸)、翻訳後修飾)に着目し、悪玉となる液性因子の絞り込みを行った。すなわち、尿毒症物質による1)骨格筋萎縮の分子機構と2)治療戦略、3)二次性副甲状腺機能亢進症(SHPT)が誘発する高尿酸血症の分子機構、4)SHPTにおけるCYP3A発現抑制の分子機構、5)腎の脂肪酸変動に伴う尿細管細胞障害の分子機構について検討を行い、遠隔臓器連関に関わる悪玉液性因子として、インドキシル硫酸、副甲状腺ホルモン、酸化アルブミンを同定した。また、その分子機構に基づいた治療標的を提案した。

自由記述の分野

医療薬学、医療薬剤学

研究成果の学術的意義や社会的意義

慢性腎臓病(CKD)の場合、死亡や要介護状態の原因となる心血管疾患(CVD)や筋力低下(サルコペニア)・骨萎縮を合併しやすいが、既存の治療方法ではその進行を抑制できず、新たな治療戦略の構築が希求されている。本申請課題は、悪玉となる液性因子の探索と、それを基軸とした新規CKD個別化診断・治療戦略の道を拓く循環型のトランスレーション研究である。本研究成果はCKDを基軸とした多臓器連関に対する早期診断・治療に繋がるため、臨床的、社会的意義と波及効果は非常に高く、医療経済的観点からも緊急性は高いと思われる。

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公開日: 2021-02-19  

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