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2018 年度 研究成果報告書

新規ストレス応答機構p62-Keap1-Nrf2システムの制御メカニズムの解明

研究課題

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研究課題/領域番号 16H05137
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 医化学一般
研究機関新潟大学

研究代表者

一村 義信  新潟大学, 医歯学系, 准教授 (80400993)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード選択的オートファジー / p62-Keap1-Nrf2経路 / p62
研究成果の概要

p62-Keap1-Nrf2経路は、肝がん細胞株や肝がん患者組織では恒常的に活性化されており、がん細胞の増殖に有利な代謝リプログラミングや薬剤耐性に寄与している。しかし現在まで、p62-Keap1-Nrf2経路の制御に関わる決定的因子は同定されていない。今回、(1)ヒト全ゲノムsiRNAライブラリー(約18,000遺伝子)を用いてp62の制御因子群のスクリーニングを試みた。(2)リン酸化p62とKeap1の結合阻害剤化合物の誘導体評価を行った。さらに、(3)リン酸化p62を指標とするオートファジー活性の評価システムの構築に取り組んだ。

自由記述の分野

生化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

p62-Keap1-Nrf2経路は、p62のリン酸化を介して転写因子Nrf2が活性化される経路である。重要なことに、本経路は肝がん細胞株や肝がん患者組織では恒常的に活性化されており、がん細胞の増殖に有利な代謝リプログラミングや薬剤耐性を介してがんの悪性化に寄与している。すなわち、p62-Keap1-Nrf2経路を制御することが、がんの有効な治療手段となる。しかしながら、p62-Keap1-Nrf2経路の制御機構については十分に理解されていない。本研究課題ではp62-Keap1-Nrf2経路の制御に関わる新規な低分子化合物を同定し、そのメカニズムを明らかにした。さらに制御因子の探索を進めた。

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公開日: 2020-03-30  

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