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2018 年度 研究成果報告書

組織損傷修復、炎症および癌の進展におけるWnt5a-Rorシグナルの分子機構解析

研究課題

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研究課題/領域番号 16H05152
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 病態医化学
研究機関神戸大学

研究代表者

南 康博  神戸大学, 医学研究科, 教授 (70229772)

研究分担者 内匠 透  国立研究開発法人理化学研究所, 脳神経科学研究センター, チームリーダー (00222092)
西田 満  神戸大学, 医学研究科, 准教授 (30379359)
遠藤 光晴  神戸大学, 医学研究科, 講師 (90436444)
林 真琴  神戸大学, 医学研究科, 助教 (50722930)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードWnt5a-Rorシグナル / 神経損傷修復 / 神経炎症 / がんの浸潤 / 骨格筋損傷修復 / 組織損傷修復 / 遺伝子発現制御
研究成果の概要

受容体型チロシンキナーゼRor1、Ror2は、これまで液性因子Wnt5aの受容体として機能し、Wnt5a依存的に発生過程の形態形成などを制御することが知られていたが、Ror1、Ror2は成体においてもWnt5a依存的・非依存的な機構により、大脳皮質の損傷修復や炎症制御、および骨格筋の損傷修復などにおいて重要な役割を担うことが明らかとなった。また、Ror2やRor1は骨肉腫細胞、乳がん細胞、悪性胸膜中皮腫細胞、大腸がん細胞などで高発現しており、これらを介するシグナル伝達によりがん細胞の浸潤が亢進することが明らかとなった。

自由記述の分野

分子細胞生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究により、受容体型チロシンキナーゼRor1、Ror2は組織損傷修復において重要な役割を担うことが明らかとなり、今後Ror1、Ror2の発現・機能を制御することにより、損傷組織の修復や再生医療に応用できると予想される。また、Ror1、Ror2はがんの進展・増悪における浸潤過程において重要な役割を担うことが見出され、がんの新たな診断・治療法の開発における分子標的となることが期待される。

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公開日: 2020-03-30  

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