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2018 年度 研究成果報告書

スポロゾイトの肝細胞侵入におけるRON3の作用機序の解明とレセプターの同定

研究課題

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研究課題/領域番号 16H05182
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 寄生虫学(含衛生動物学)
研究機関愛媛大学

研究代表者

石野 智子  愛媛大学, プロテオサイエンスセンター, 准教授 (40402680)

研究分担者 橘 真由美  愛媛大学, プロテオサイエンスセンター, 助教 (00301325)
鳥居 本美  愛媛大学, プロテオサイエンスセンター, 教授 (20164072)
馬場 みなみ  愛媛大学, プロテオサイエンスセンター, 研究員 (00814906)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードマラリア / スポロゾイト / 肝臓感染
研究成果の概要

マラリア原虫のヒトへの感染は、スポロゾイトが肝細胞に侵入する段階から始まる。従って、スポロゾイトの肝細胞侵入は、感染阻止ワクチン開発の最も適切な標的であるが、その分子機構はほとんど解明されていない。本研究は、分泌型の原虫分子RON3を手掛かりに、宿主細胞との相互作用の観点から侵入機構を分子レベルで解明することを目的とする。RON3は侵入型原虫に共通して発現している為、スポロゾイト時期特異的に発現抑制する原虫を作出し、RON3がスポロゾイトの肝臓感染において初期の段階に重要な役割を担うことを明らかにした。また、RON3の特異抗体がスポロゾイトの肝細胞感染を抑制することを見出した。

自由記述の分野

寄生虫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

私たちが開発したスポロゾイト時期特異的遺伝子発現抑制法を適応することで、寄生型(メロゾイト、スポロゾイト)に共通に発現する分子の機能解析が可能になった。この方法により、これまで感染に関わることが示唆されていた複数の分泌型タンパク質の機能解析が行える様になり、RON2, RON11がスポロゾイトの接着や運動能に関わることで細胞侵入に関与することを、RON3は哺乳類肝臓感染に関わることを明らかにした。今後の感染阻止ワクチン開発に向けての論理的基盤を与えるものとなる。

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公開日: 2020-03-30  

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