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2016 年度 実績報告書

医師のノンテクニカルスキル習得および向上のための基盤構築に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16H05210
研究機関千葉大学

研究代表者

相馬 孝博  千葉大学, 医学部附属病院, 教授 (90262435)

研究分担者 斉田 芳久  東邦大学, 医学部, 教授 (00256744)
浦松 雅史  東京医科大学, 医学部, 講師 (00617532)
大滝 純司  北海道大学, 医学研究科, 教授 (20176910)
鳥谷部 真一  新潟大学, 危機管理本部, 教授 (20227648)
山内 豊明  名古屋大学, 医学系研究科(保健), 教授 (20301830)
石川 輝彦  千葉大学, 大学院医学研究院, 准教授 (30272305)
高橋 英夫  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (30291404)
鈴木 明  浜松医科大学, 医学部附属病院, 講師 (30322142)
兼児 敏浩  三重大学, 医学部附属病院, 教授 (30362346)
金澤 寛明  静岡県立大学, 看護学部, 教授 (40214431)
後藤 康志  新潟大学, 教育・学生支援機構, 准教授 (40410261)
門倉 光隆  昭和大学, 医学部, 教授 (60214417)
伊藤 彰一  千葉大学, 大学院医学研究院, 講師 (60376374)
織田 順  東京医科大学, 医学部, 准教授 (60459500)
水野 信也  静岡理工科大学, 総合情報学部, 准教授 (60714524)
菊地 龍明  横浜市立大学, 附属病院, 准教授 (70285138)
小松原 明哲  早稲田大学, 理工学術院, 教授 (80178368)
高田 眞二  帝京大学, 医学部, 准教授 (90226788)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードノンテクニカルスキル / 医療安全 / シミュレーション / e-learning
研究実績の概要

医療分野においてもノンテクニカルスキル(以下NTS)の認識に関する重要性が高まってきているが、NTSを効果的に向上させるための明確な方法や手法は確立されていない.本研究は,医療従事者なかでも医師らに,効果的かつ効率的にNTSの向上を促すNTS習得システムの構築することを目的とし,本年度は下記の2点を実施した.
1.シミュレーションのための環境構築準備
「不活性な知識」状態にあるNTSを,それが必要とされる近似的な臨床環境を構築し,そこでの擬似的経験を通して,自らが必要性を再認識して納得するという活性化プロセスの効果検証を行うための準備作業として、NTSの認知度評価スキームとNTSの習得度評価スキームの検証を行った。前者に関しては,標準化されたものが無いため,これまでの研究知見を踏まえ研究組織全体で検討を行った.後者に関しては,標準的スキームの検証を行った.
2.e-learningシステムの準備と構築
対象者のNTSに関するデータを長期間継続的に,かつ一元的に収集,蓄積,管理し,その分析を可能とする情報基盤,具体的にはNTS習得予定者らの履歴を管理するe-learningシステムの構築を行った.またNTS習得予定者が,このe-learningシステム上でNTSに関する基礎的な知識を学習することができるための、学習コンテンツに関しての検証および検討を行った.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

本研究は、NTSの習得を効果的かつ効率的に可能にする環境構築がその主たる目的であり、次年度以降の作業工程も、当該年度の準備作業においてほぼ見込み通り実施が可能な状態である。
ただし、若干の修正点として、調査対象者を特定の領域に絞込み、より具体的な状況下での環境構築を行うことが望ましいとの研究組織内での議論を踏まえ、次年度以降、対象および研究作業内容の若干の修正を行うこととする。

今後の研究の推進方策

今後における研究の進め方としては、下記の2点を実施する。
1.シミュレーション環境の構築とデータ取得作業
対象の若干の変更を踏まえ、まずはシミュレーション環境の構築を完了する。具体的には、複数のシミュレーション環境タイプを用いて、複数のシミュレーション環境を構築する。をまた当該シミュレーション環境下におけるデータ構築に関しては、基本的に大きな変更は無いが、これらのシミュレーション環境においてデータ取得作業に関する試行を実施し、問題点を明確化するとともに、可能な限りデータの取得を開始する。
2.メンタリング実施環境の準備と整備
これまでに準備を進めてきたe-learningシステムにおいて、メンタリングを実施しうる環境の準備と具体的な実施に向けた作業を行う。とくに遠隔でのメンタリング(e-メンタリング)を行うに際して必要とされる、評価スキームの検証とそのための評価対象データの適合性および有用性に関して優先的に検討を行うこととする。

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公開日: 2018-01-16  

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