研究課題
研究A.ホープの縦断的評価:固定できたデータを有する慢性腎臓病患者を対象に、2年間のホープを予測する因子を調べた。有効アンケートは、ベースラインで458名、1年後は317名、2年後は204名であった。このデータのうち、共変量の値のある966件に対して線形混合モデルを当てはめたところ、ホープスコアの経年変化は、腎代替療法のモダリティーの別に異なる可能性が見いだされた。今後詳細な解析を行い、結果を報告する予定である。研究B.在宅医療へのホープの拡張:1都3県の在宅医療施設(10施設超)を対象に、在宅医療の専門医師の協力を得て、アンケート調査を行った。現時点で187名の在宅医療患者からアンケートを回収できた。我々の作成したホープスコア(0-100得点)の欠測率は低く(2.1%)、床効果および天井効果が低く(0.5%および2.7%)、歪度が0.03であった。このことから、在宅医療患者の健康関連ホープを測定するために、我々の作成したホープスコアが適している可能性が示唆された。今後、ホープスコアを規定する因子について詳細に分析する予定である。
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2019
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)
Annals of Clinical Epidemiology.
巻: 1 ページ: 102-119