研究課題
本研究では、これまでの研究成果に基づき運動機能低下以外に生活習慣病のリスクもあがるサルコペニアの統合的ストレス応答を標的とした新たな治療法の開発を目的としている。平成30年度においては、前年度の検証結果をもとに化合物のin vivoでの薬理効果検証とその分子薬理学的機構の解明を行った。具体的には、抗酸化効果を認める化合物をマウスに投与し、マウスの運動認容性への効果をトレッドミルにて解析を行った。次に、作用機序を明らかにするために、マイクロアレイを用いた網羅的な遺伝子発現プロファイル解析を行い、エネルギー代謝制御を担うマイオカインの産生制御を新たに見出すことができた。このことから、予想した骨格筋自体の機能制御以外に、骨格筋から分泌されるホルモンを介した全身の代謝調節機構を新たに見出すことができた。
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Cell Reports
巻: 25 ページ: 1193~1203
10.1016/j.celrep.2018.10.008