研究課題/領域番号 |
16H05289
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
内藤 裕二 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (00305575)
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研究分担者 |
内山 和彦 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (50298428)
吉田 直久 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (50340089)
高木 智久 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (70405257)
東村 泰希 石川県立大学, 生物資源環境学部, 准教授 (70628924)
半田 修 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 特任講師 (90381970)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 大腸癌 / バイオマーカー / 質量分析 / ペプチドマーカー |
研究実績の概要 |
申請者は、独自の血液前処理法、血清ペプチドーム解析法により、大腸癌患者血中で変動するペプチドを同定、5種のペプチドによるマルチマーカー解析により感度83%、特異度92%で大腸癌を検出することに成功した。本提案課題の目的は、安定同位体標識内部標準を使用した選択反応モニタリング質量分析法(SID-SRM-MS/MS)を利用して、高速高精度マルチペプチド定量法を開発することと、それらペプチドバイオマーカーを大腸癌の早期診断、病期診断、予後予測、予防対策の分野で応用した大腸癌先制医療を確立するための基盤研究を進めることである。平成30年度は、健常人63人、大腸癌72名のペプチドデータから大腸癌リスクインデックスを統計学的手法により確立した。さらに検証的検討を進め、健常人60人、腺腫59人、大腸癌各ステージ14人x4を対象に大腸癌リスクインデックスによる血清解析を実施した。結果、大腸癌リスクインデックスによるAUCはステージⅠ: 0.779、ステージⅡ:0.949、ステージⅢ:0.082、ステージⅣ:0.973といづれも層別化可能であった。さらに1,697名の検診受診者を対象に便潜血反応との比較試験を実施した。結果、大腸癌の発見率は、リスクインデックスグレードA(低リスク)では0%、グレードB(中リスク):0.65%、グレードC(高リスク):1.01%であった。さらに、便潜血反応の陰性例から大腸癌が0.25%発見された。便潜血反応に比較してペプチドバイオマーカー法の優位性が確認された。
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現在までの達成度 (段落) |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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