研究課題/領域番号 |
16H05311
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
呼吸器内科学
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研究機関 | 国立研究開発法人国立がん研究センター |
研究代表者 |
石井 源一郎 国立研究開発法人国立がん研究センター, 先端医療開発センター, 分野長 (00270869)
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研究分担者 |
菅野 雅人 国立研究開発法人国立がん研究センター, 東病院, 医長 (40643606)
石橋 昌幸 国立研究開発法人国立がん研究センター, 東病院, レジデント (80763630)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | がん関連線維芽細胞 / 肺腺癌 / EGFR-TKI / 薬剤感受性 / がん微小環境 |
研究成果の概要 |
線維芽細胞(がん関連線維芽細胞、CAFs: Cancer Associated Fibroblasts)は、がん細胞と共存することにより特異ながん微小環境を形成している。CAFsは、がん細胞との相互作用を介して、がん細胞の薬剤感受性に影響を与える。我々は、EGFR変異陽性肺腺癌のEGFR-TKI感受性を修飾するCAFsについて検討してきた。そしてEGFR-TKI感受性を増強するCD200陽性CAFsを、共培養を用いた試験管モデル、ヒト肺腺癌切除検体を用いて同定した。さらに、CAFsに発現しているCD200分子は、がん細胞のEGFR-TKI感受性を増強する責任分子であることも見出した。
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自由記述の分野 |
呼吸器内科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
実臨床面では、本分子機構を応用することにより、EGFR-TKIに対する初回治療感受性を劇的に増強することが可能となる。すなわち、今まで以上に、EGFR-TKIに対するスーパーレスポンダー(極めて著効する症例)を増やすことが出来る可能性がある。尚、本申請に関する研究は申請者独自の発見であり、企業アカデミア連携で最終製品の権利化が可能である。その分子 機構が解明されれば、学問的、臨床的価値は極めて高い。
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