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2018 年度 研究成果報告書

骨髄不全症候群における、網羅的シーケンス解析による分子病態の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 16H05338
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 血液内科学
研究機関京都大学

研究代表者

牧島 秀樹  京都大学, 医学研究科, 准教授 (40402127)

研究協力者 吉田 健一  
昆 彩奈  
片岡 圭亮  
大野 欽司  
古関 明彦  
宮崎 泰司  
千葉 滋  
中尾 眞二  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード骨髄不全症候群 / 再生不良性貧血 / 発作性夜間血色素尿症 / 骨髄異形成症候群 / 遺伝子変異 / コピー数異常 / 遺伝子発現異常 / 二次性白血病
研究成果の概要

骨髄不全症候群において、ゲノムおよびトランスクリプトームの異常を併せて解析することにより、骨髄不全症・二次性の白血病化の病因・病態を明らかにした。
ゲノムシーケンスおよびRNAシーケンスを行い、新規ゲノム異常および遺伝子発現異常を検索した結果、遺伝子発現に関連した新規の病型分類(幹細胞および赤芽球系フェ ノタイプ)を提唱し、遺伝子変異陽性クローンの拡大に起因する、高頻度の白血病化との関連を示した。さらには、再生不良性貧血後のゲノム異常の検討により、7番染色体の欠失および、SAMD9/SAMD9L変異の関与を明らかにした。以上の成果を、基礎的な機能解析および臨床情報を併せた解析により検証した。

自由記述の分野

血液疾患におけるゲノム解析

研究成果の学術的意義や社会的意義

骨髄不全症候群は、骨髄異形成症候群、再生不良性貧血、発作性夜間血色素尿症を含む、骨髄造血機能の障害を共通の病態とする難治性疾患である。これらの疾患は、共通の遺伝子異常を呈しながらも、疾患特異的な異常をも来たすことが明らかとなっていた。これらの研究成果を踏まえ、本研究では、骨髄不全症候群おいてどのような異常がゲノム上あるいは遺伝子発現パターンに起こり、より悪性度の高い難治性の病型に変化するのか、さらに白血病への変化を引き起こすのかについて、これまでに培ったシーケンス技術と、マウスモデルを用いた機能解析によって明らかにした。

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公開日: 2020-03-30  

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