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2018 年度 研究成果報告書

休眠遺伝子の覚醒で産生される活性天然物をシーズとする難治性疾患治療薬の網羅的開発

研究課題

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研究課題/領域番号 16H05346
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 感染症内科学
研究機関東北大学

研究代表者

児玉 栄一  東北大学, 災害科学国際研究所, 教授 (50271151)

研究分担者 大島 吉輝  東北大学, 医学系研究科, 特任教授(客員) (00111302)
浅井 禎吾  東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (60572310)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード感染症 / ウイルス / 薬学 / 化学合成 / 天然物
研究成果の概要

植物・微生物の休眠遺伝子を覚醒させ、新規天然物を効率よく創出した。さらにそれを中間体として化学修飾を加え、化学合成では創生できない複数の化合物ライブラリーを構築した。我々が確立した代表的なウイルスと種々のがん細胞に対する革新的スクリーニング法を駆使し、メロテルペノイド系ライブラリーに、破骨細胞における酵素活性抑制効果とウイルス関連悪性腫瘍に特異的に効果を示すことを見出し、NMR解析にて構造を決定した。耐性HIVにも効果を示す逆転写酵素阻害剤も見出すことができた。ケミカルバイオロジー手技を応用し、学理的創薬、難治性疾患治療の向上やunmet medical needsに資する成果を得た。

自由記述の分野

ウイルス学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究により、近年、枯渇しつつある天然物由来新規化合物の効率的な取得を可能としただけでなく、化学修飾を加えることで飛躍的に多様性を有するライブラリーを既存法と比べ簡便かつ短時間に構築できることを明らかとした。希少疾患も含めたアンメットメディカルニーズに対応する新規化合物評価系を複数構築し、骨粗しょう症とウイルス発がんを抑制しうる天然物由来のヒットを見出したことから、我々のライブラリーの有用性を確認した。社会的には、少子化・高齢化に伴う疾患の複雑性に対応する薬剤開発の一助となったと思われる。

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公開日: 2020-03-30  

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