研究成果の概要 |
原発性免疫不全症は先天性の免疫系遺伝子の変異により免疫不全、アレルギー、発がん等の症状を呈する。その1つ高IgE症候群の原因がSTAT3遺伝子のドミナントネガティブ変異であることを、我々が世界で最初に明らかにしたが、原因不明の高IgE症候群症例が約30%残されている。そこで、我々は、100例のSTAT3等の疾患原因遺伝子に異常を有さない高IgE症候群のエクソーム解析を実施し、詳細なin silico, in vitro, in vivoの解析を実施することにより、新規の原因遺伝子を見出した。
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