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2018 年度 研究成果報告書

大量並行シークエンスを用いた多角的アプローチによる希少難治性疾患の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 16H05357
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 小児科学
研究機関横浜市立大学

研究代表者

三宅 紀子  横浜市立大学, 医学部, 准教授 (40523494)

研究協力者 藤田 京志  
才田 謙  
鈴木 敏史  
輿水 江里子  
松本 直通  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード次世代シークエンサー / 全エクソーム解析 / 全ゲノムシークエンス / 新規疾患遺伝子 / ロングリードシークエンス
研究成果の概要

本研究により、ヒト単一遺伝子疾患における新規疾患遺伝子を7個同定した (TBCD, AIFM1, NUP133, NOP104, KAT6A, FBOX11, PMPCB)。そのうち、小児早期発症の多系統神経萎縮を起こすTBCD遺伝子に関しては、特許を取得した。Aicardi症候群、関節弛緩型エーラス・ダンロス症候群、ステロイド抵抗性ネフローゼ症候群に関しては、症例を蓄積し、エクソーム解析と一部の典型症例に対して全ゲノム解析を行ったが、新規の遺伝子同定には至らなかった。

自由記述の分野

分子遺伝学

研究成果の学術的意義や社会的意義

小児早期発症の多系統神経萎縮の疾患遺伝子TBCDを同定したことにより、本疾患が常染色体劣性遺伝をとること、また詳細な臨床症状の集積により自然歴が明らかとなった。これらの成果は、本疾患における疾患概念の確立と遺伝カウンセリングや医療的介入時に必要な情報を提供できるものである。ほかの疾患に関しても、疾患責任遺伝子、遺伝形式、自然歴を明らかにできたことは、医療を行う上で非常に有用な情報を提供できるものである。

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公開日: 2020-03-30  

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