研究成果の概要 |
4年間、全国の小児約1600下痢便および環境水で下痢症ウイルス17種のmultiplex RT-PCRによりウイルスの流行型、変異型を調べた。ロタウイルス(RV)ワクチンに含まれないG8,G9型の流行が見られた。ノロウイルス(NoV)はGII.4_SydneyについでGII.2,GII.6を認めた。稀有なウイルスも検出した。 RVワクチンは重症化を防ぐが感染は防げず2018/2019はNoVを凌いだ。有効性はRT-PCRとともにイムノクロマト法で検証した。RV感染症で抗原血症・尿症をワクチン未接種者に多く認めた。RVとNoVの同時皮下接種をマウスで試みた。2回接種で高い抗体価が持続した。
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