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2016 年度 実績報告書

AD/HDのiPS細胞を用いた生物モデルの解析

研究課題

研究課題/領域番号 16H05376
研究機関神戸大学

研究代表者

曽良 一郎  神戸大学, 医学研究科, 教授 (40322713)

研究分担者 青井 貴之  神戸大学, 科学技術イノベーション研究科, 教授 (00546997)
毛利 健太朗  神戸大学, 医学研究科, 助教 (00642125)
菱本 明豊  神戸大学, 医学研究科, 准教授 (50529526)
朴 秀賢  神戸大学, 医学研究科, 講師 (60455665)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードドーパミン
研究実績の概要

・iPS細胞の作成・培養:健常者およびADHD患者由来の複数のiPS細胞を作成し、解析に必要な経代培養を行っている。また、従来の方法であれば採血後すぐにiPS細胞の作成を開始する必要があったが、それでは患者と研究者のスケジュールの調整が困難であることが少なくなく、症例を増やす上で大きな障害となっていた。しかし、近年、凍結保存した単核球からiPS細胞を高い効率で作成することが可能になったため、症例を順調に増やすべく、凍結保存した単核球からiPS細胞を作成する新たな手法を導入した。
・iPS細胞からドーパミン神経細胞への分化誘導:iPS細胞からドーパミン神経細胞を高効率に作成することができるSDIA(Stromal cell Derived Inducing Activity)法を用い、マウス由来のフィーダー細胞であるPA6細胞とiPS細胞の共培養によるドーパミン神経細胞に分化誘導させ、解析を行っている。
・iPS細胞から大脳皮質組織への分化誘導:まずES細胞を用いて大脳皮質組織に分化誘導する手法を検討した。その上で、現在、iPS細胞から大脳皮質組織への分化誘導の培養実験を行っているところである。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

ADHD患者のリクルートは当初の予想より難航しているが、iPS細胞を用いた実験は順調に進んでおり、全体的には概ね順調に進展していると思われる。

今後の研究の推進方策

・ADHD患者のリクルートをより強力に進めていく。凍結単核球を用いたiPS細胞作成法の導入により、患者と研究者のスケジュール調整が容易になった。そのため、今後はリクルートがより進展すると期待される。
・iPS細胞から作成したドーパミン神経細胞の性質のキャラクタライズを行い、更に代表的なADHD治療薬が及ぼす作用について検討を行う。
・iPS細胞から分化誘導した大脳皮質組織を用いて解析を実施する。

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公開日: 2018-01-16  

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