研究課題/領域番号 |
16H05380
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 公益財団法人東京都医学総合研究所 |
研究代表者 |
新井 誠 公益財団法人東京都医学総合研究所, 精神行動医学研究分野, プロジェクトリーダー (80356253)
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研究分担者 |
瀧澤 俊也 東海大学, 医学部, 教授 (70197234)
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研究協力者 |
堀内 泰江
宮下 和弘
鳥海 和也
鈴木 一浩
吉川 茜
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 糖化 / 統合失調症 / GLO1 / カルボニルストレス / グリケーション / ライフコース |
研究成果の概要 |
カルボニルストレスが病態基盤として躁うつ病と統合失調症の一部の症例において、共通であることが示唆された。GLO1ノックアウトマウスモデルの行動解析において、行動量の減少や強制水泳試験における無動時間の短縮などを明らかとした。また、カルボニルストレス性統合失調症に由来するiPS細胞を樹立した。さらに、アストロサイトへ分化、誘導する系を確立し、抗糖化ストレス薬のスクリーニングを可能とした。
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自由記述の分野 |
分子精神医学、分子神経科学、生物学的精神医学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
精神疾患の多くの症例において糖尿病、心血管疾患、肥満など様々な合併症が問題視されている。身体疾患の増悪とも関連のあるカルボニルストレスを軸としてデータ資源を十分に有効活用することは、早期からの精神疾患・身体疾患の予防介入、健康増進に資する予防医学に貢献できるものと考えられ、その社会的意義は高い。統合失調症をはじめとする精神疾患の発症や病態の分子メカニズムを糖化ストレスの観点から理解する事は学術的に意義が高い。
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