健常若年成人と60歳以上の健常高齢者を対象として、48時間にわたり睡眠ポリグラフ検査、生体リズム測定ならびにメチル化タイピング用採血を行った。866,895マーカーを搭載するInfinium MethylationEPIC BeadChip キットを用いてマイクロアレイシステムによるゲノム全体のメチル化タイピングを行った。睡眠・生体リズム調節機能に関わるメチル化領域を同定するため、得られたメチル化量の時系列変化をコサイナー法により解析した。その結果、若年者3名以上、高齢者3名以上に共通してリズム性が認められた領域が16箇所見いだされ、概日リズム形成に重要なメチル化領域である可能性が高い。
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