研究課題
ブタに導入する予定の遺伝子を用意した。当初予定していたCTDMに代わる新しいハイブリッド分子として、NCTDM (C1-INH + DAF(CD55) + MCP(CD46)= C1DM、さらに一部アミノ酸配列を改変したThrombomodulin、またHLA-Eにmutationを入れブタ細胞での発現を安定なものにしたHLA-Ev147にhuman-microglobulinを2Aシステムで繋いだ構築を完成させた。また、これらに繋ぐpromoterも決定した。さらに、CD59、EPCR、CD47-PI、CTLA4-Ig、TFPI、等のコンストラクトも確保した。加えて、CD200やPL-SPDも構築し、これらの分子のヒトmacrophageを中心とする制御機能をブタ細胞上で確認した。また、それぞれを繋ぐ2Aのコンストラクトや、繋ぐpromoterも決定した。加えて、血小板内皮細胞接着分子-1(CD31/PECAM-1:Platelet endothelial cell adhesion molecule-1)、細胞接着に関わる免疫グロブリンスーパーファミリー分子、が種特異性を持ち、ブタの血管内皮に発現させると、ヒトの血小板の攻撃を制御することを新たに突き止め報告した。また、従来の免疫抑制剤に追加する、あるいは置換するため、新規免疫抑制剤であるPQA-18,及び現在各社で開発中のJAK-3 Inhibitor を用意し、異種移植における主にmacrophageに対する制御作用を中心に比較検討し、これを確認した。
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Immunobiology
巻: - ページ: -
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Xenotransplantation
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