研究成果の概要 |
われわれの研究室では、マウス膵幹細胞および、マウス肝幹細胞を人工的に作製することに成功している。本研究ではヒト膵・肝組織を用いて組織特異的幹/前駆細胞を人工的に作製(iTS細胞)することを目的とした。 本研究期間において、ヒト膵幹細胞およびヒト肝幹細胞の人工的作製を6因子(OCT3/4, SOX2, KLF4, p53shRNA, L-MYC, LIN28)の一過性発現で試み、樹立することに成功した。ヒト膵幹細胞、ヒト肝幹細胞ともに組織特異的マーカーの発現を確認した。また、免疫不全マウスへの移植にて、奇形腫形成がないことも確認した。本研究は臨床応用化へ向けて重要な知見となると考えられた。
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