研究課題/領域番号 |
16H05459
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
後藤 隆久 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (00256075)
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研究分担者 |
宮崎 智之 横浜市立大学, 医学部, 准教授 (30580724)
内本 一宏 横浜市立大学, 附属市民総合医療センター, 助教 (50710951)
新倉 怜 横浜市立大学, 医学研究科, 特任助教 (70760750)
高瀬 堅吉 自治医科大学, 医学部, 教授 (80381474)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 吸入麻酔薬 / 高次脳機能 / 行動実験 |
研究実績の概要 |
麻酔薬の中枢神経作用には、鎮静という主作用とは別に、有害な恐怖記憶の消去作用や抗うつ作用などがあることが分かってきた。しかしこれまで、こうした麻酔薬の新規効能を網羅的に探索した研究はなく、私たちは麻酔薬曝露されたマウスにおいて、麻酔薬が高次脳機能に与える影響を網羅的に検討してきた。当該研究の結果、セボフルランに強い抗不安効果があることが明らかとなった。本研究では、抗不安作用を有しないデスフルランとの比較において、①セボフルランが有する抗不安作用発現のための投与最適化を検討し、②不安にかかわる複数の行動実験を組み合わせることでより詳細な高次脳機能異常をプロファイリングする。最終的に③この抗不安効果を、うつや不安の疾患モデルへの治療法として応用できるかを検討する。前年度までに①と②が完了しており、当該年度は③に取り組んだ。採用したのはマウスの慢性浸水拘束ストレス(Chronic Water-Immersion Restraint Stress: CWIRS)モデルであり、うつ病およびPTSDのモデル動物として,構成概念的にも,表面的にも,予測的にも妥当性が高い。このモデルに対してセボフルランを投与したところ、投与1週間後に軽度抗不安効果を認めた。
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現在までの達成度 (段落) |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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