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2018 年度 研究成果報告書

卵巣癌のゲノム多様性に基づく播種・転移・薬剤耐性・免疫逃避機序の解明と臨床応用

研究課題

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研究課題/領域番号 16H05477
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 産婦人科学
研究機関京都大学 (2017-2018)
近畿大学 (2016)

研究代表者

万代 昌紀  京都大学, 医学研究科, 教授 (80283597)

研究分担者 西尾 和人  近畿大学, 医学部, 教授 (10208134)
村上 隆介  京都大学, 医学研究科, 特定病院助教 (40782363)
宮澤 正顯  近畿大学, 医学部, 教授 (60167757)
馬場 長  京都大学, 医学研究科, 准教授 (60508240)
濱西 潤三  京都大学, 医学研究科, 講師 (80378736)
中井 英勝  近畿大学, 医学部, 講師 (20441082)
鈴木 彩子  近畿大学, 医学部, 講師 (90378696)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード卵巣癌 / 腫瘍免疫 / ゲノム診断
研究成果の概要

本研究の目的は臨床腫瘍検体を用いた腫瘍微小環境における腫瘍ゲノム解析方法を確立し、さらに腫瘍ゲノムの遺伝子多様性をスコア化する方法を用いて、腫瘍免疫における免疫応答を評価し、実臨床で有用な手法を確立することである。本研究で実臨床応用にむけての階層的遺伝子変異解析パイプラインの整備を行った。遺伝子多様性スコアを癌ゲノムの遺伝子変異とコピー数変異から算出したスコアは予後を予測した。臨床応用のための癌ゲノムの層別化とトランスクリプトーム解析による腫瘍の免疫活性の相関を調べる方法を確立した。治療と反応性のある多様性スコアは経時的な採血と、T細胞、B細胞レパトアによっても観測できることが示唆された。

自由記述の分野

卵巣癌

研究成果の学術的意義や社会的意義

がんゲノム診断が実用化されつつある。本研究では実臨床において腫瘍組織から得られたDNAを用いたゲノムデータから遺伝子変異の多用性を算出する方法を用いてがんゲノムの多様性と腫瘍免疫の応答性との関連を検討した。腫瘍組織から得られたRNAを用いた免疫プロファイルを用いて癌遺伝子の多様性スコアとの相関が観測できた。これらは卵巣癌に対する予後や薬物治療の効果と関連することが示唆される。高額な薬剤が一定の効果を示しているが、本研究の手法を用いて個別化することで治療の感受性予測マーカーや反応性を表すマーカーにつながる可能性があり、非常に有用な研究であったと考える。今後さらなる検証と研究の発展が期待される。

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公開日: 2020-03-30  

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