• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2017 年度 実績報告書

遺伝子改変マウスを用いたマウス胎仔皮膚再生の解明

研究課題

研究課題/領域番号 16H05494
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

貴志 和生  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (40224919)

研究分担者 久保田 義顕  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (50348687)
岡部 圭介  慶應義塾大学, 医学部, 講師 (50445350)
荒牧 典子  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (80365311)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード皮膚 / 再生 / 胎仔
研究実績の概要

本研究は、胎生13日と15日のマウス胎仔体幹部の皮膚に創傷を作成し、創を含めた組織と、反対側正常皮膚を採取し、それぞれ組織からRNAを抽出し、マイクロアレイを用いて発現遺伝子の網羅的解析を行い、皮膚を再生させる、または皮膚の再生を乱す遺伝子の絞り込むことを目的としている。胎生13日創傷部位でのみ発現している遺伝子、または胎生14日の創傷部でのみ発現している遺伝子の発現が正しいか否かを、real time PCRにより確認した。妊娠マウスに胎仔手術を施し、様々な時間ののちに創傷部を含めた組織を採取し、RNAを採取し、発現とその変化を定量的に調べた。また、同様に4%パラフォルムアルデヒドで固定したサンプルから、パラフィン切片を作成し、in situ hybridizationで発現の局在と、細胞で発現しているか否かを確認した。
次に、siRNA試薬(Dharmacon社)を用いて胎生13日、15日の胎創傷部位のに発現している当該遺伝子のノックダウンを行う。胎生13日および15日の胎仔に胎仔手術を施し、直後に羊水内にsiRNA試薬を注入し、遺伝子発現の抑制を行った。
これらの研究で、Wntシグナルに関連する物質、FGF superfamilyなどいくつかの遺伝子につき、上記で変化のある物質が確認された。これらのことから、皮膚を再生させる遺伝子、皮膚の再生を阻害する遺伝子につき、確実に発現の確認でき、さらにsiRNA試薬の投与により、形態に変化が生じた遺伝子に関して、遺伝子改変マウスを用いて、皮膚の再生に変化があるか否かを検討した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

マイクロアレイの結果の解析が順調に行えるようになり、絞り込みがうまくゆくようになった。

今後の研究の推進方策

当初の研究計画に従って、絞り込んだ遺伝子の中から、皮膚再生に関わっているものに対しての解析を進めてゆく。

URL: 

公開日: 2018-12-17  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi