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2018 年度 研究成果報告書

敗血症ショックの原因となる病原性微生物の全ゲノム配列決定

研究課題

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研究課題/領域番号 16H05496
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 救急医学
研究機関千葉大学

研究代表者

関根 章博  千葉大学, 予防医学センター, 教授 (30425631)

研究分担者 中田 孝明  千葉大学, 大学院医学研究院, 講師 (20375794)
研究協力者 真下 陽一  
光永 敏哉  
山下 泰生  
高橋 希  
高屋 明子  
村田 正太  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード敗血症 / 病原性微生物 / 全ゲノム / PacBioRSⅡ/Sequel / 変異 / データベ―ス
研究成果の概要

敗血症301症例の血液培養から得た病原性微生物のPacBioRSⅡ/Sequelによる全ゲノム配列決定を行った。菌種はE.coli(136症例)、K.pneumoniae(94)、P.aeruginosa(44)、K.oxytoca(11)、E.cloacae(7)、他に5種で、複数の菌種の同時検出(2)も観察された。全株とも全ゲノム配列が決定でき、全て新規配列であった。症例の多かったE.coli、K.pneumoniae群では、敗血症に関連する可能性のある構造変異が検出された。これらは救命救急医療従事者が閲覧できるデータベースを構築し、将来は外部医療従事者と共有する予定である。

自由記述の分野

ゲノム科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

敗血症に発症に関わる多数の病原性微生物全ゲノム配列を取りまとめた情報はない。一方、本研究代表者・研究分担者は敗血症例のヒトGWASデータ約800人の情報も所持し、ヒト感受性ー病原性微生物種・全ゲノム情報を備えたことは、ほぼ原因が不明である宿主・感染の相互作用を理解するための重要な基盤情報となる。すでに、千葉大学の救命救急医療従事者にはデータベースとして共有化を開始し、意見徴集を行った後、将来は、千葉大学外の当該領域関係者とも共有化を図り、敗血症解決への基盤に発展させる予定である。

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公開日: 2020-03-30  

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