研究課題/領域番号 |
16H05500
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
救急医学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
本間 康一郎 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (10383762)
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研究分担者 |
家田 真樹 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 客員教授 (70296557)
村岡 直人 慶應義塾大学, 医学部, 研究員 (70528728)
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研究協力者 |
豊崎 光信
鈴木 さゆり
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | ダイレクトリプログラミング |
研究成果の概要 |
重症熱傷や難治性潰瘍では皮下脂肪組織が保たれていることが多く、ダイレクトリプログラミング法(DR)を用いて直接的に脂肪細胞を失われた皮膚線維芽細胞に分化させることにより、有効な治療となり得ると考えた。DRにはレトロウイルスベクターを使用し、6つの転写因子を脂肪細胞へ感染させた。脂肪細胞への感染効率は40%程度であった。脂肪細胞に発現し、線維芽細胞では発現しない特異的なマーカーが感染後、コントロール群に比して転写因子導入群で減少したことを確認した。また、IncuCyte systemを用いた感染後の細胞の継時的撮影により、細胞内脂肪滴の縮小及び細胞形状の紡錘形への変化を確認した。
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自由記述の分野 |
再生医療
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、生命予後が不良な重症熱傷、難治性創傷および難治性潰瘍の治癒促進による生存率の向上に直結する新規治療法に繋がることが期待される内容である。また、類似研究がなく、新規性が高い。しかしながら、研究成果としては不十分であるため、今後も本研究を遂行し新規治療法の開発に結びつけたい。
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