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2018 年度 研究成果報告書

口腔機能の向上が栄養改善を介して高齢者の認知・運動機能を維持・向上する過程の検証

研究課題

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研究課題/領域番号 16H05523
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 補綴・理工系歯学
研究機関大阪大学

研究代表者

前田 芳信  大阪大学, 歯学研究科, 特任教授 (10144510)

研究分担者 池邉 一典  大阪大学, 歯学研究科, 教授 (70273696)
権田 知也  大阪大学, 歯学部附属病院, 講師 (30324792)
権藤 恭之  大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (40250196)
神出 計  大阪大学, 医学系研究科, 教授 (80393239)
大久保 公美  国立保健医療科学院, 生涯健康研究部, 主任研究官 (80407577)
増井 幸恵  地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (10415507)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード歯学 / 咬合力 / 栄養
研究成果の概要

栄養状態と口腔機能の関連について検討を行ったモデルにおいて,その他の交絡因子を調整した上でも,咬合力が低い者は栄養状態が低下しやすいことが明らかとなった.また,高齢者の日常の食生活における咀嚼筋活動量を様々な食品の摂取量より推察し,歯数や咬合力などの口腔内の状態との関連を検討した結果,咬合力が低い者は,硬い食品の摂取を避け,日常生活の咀嚼筋活動が低下していることが明らかとなった.認知機能と口腔機能の関連について検討を行ったモデルにおいて,認知機能に関わる因子を調整した上でも,咬合力の低下は,認知機能の低下に関連することが明らかとなった.

自由記述の分野

歯学

研究成果の学術的意義や社会的意義

高齢期まで歯や口腔機能を維持することは,栄養状態の悪化を防ぎ,さらに,それらは認知機能低下を抑制することから,歯科治療による口腔機能を維持・回復は,食生活の改善,認知症予防,延いては,介護予防につながることが示唆された.このことから,口腔健康の向上を推進することで,社会費用削減につながる可能性が示された.この結果は,医療関係者のみならず,日本国民や世界の人々へと広く影響を及ぼすことができると考えられる.

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公開日: 2020-03-30  

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