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2018 年度 研究成果報告書

染色体パッセンジャー複合体タンパクの分解とその破綻による口腔発癌機構の解明と制御

研究課題

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研究課題/領域番号 16H05542
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 外科系歯学
研究機関徳島大学

研究代表者

工藤 保誠  徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 准教授 (50314753)

研究分担者 岡本 哲治  広島大学, 医歯薬保健学研究科(歯), 教授 (00169153)
宮本 洋二  徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 教授 (20200214)
河合 秀彦  広島大学, 医歯薬保健学研究科(薬), 准教授 (30379846)
石丸 直澄  徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 教授 (60314879)
常松 貴明  徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 助教 (70726752)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード細胞周期 / 染色体パッセンジャー複合体 / ユビキチン分解
研究成果の概要

細胞分裂において複製した染色体を正確に分配することは、個体の発生や生命の次代への継承にとって必須である。染色体分配異常により生じる染色体数の過不足は染色体不安定性とよばれ、癌化を引き起こす重要なステップであるが、その原因は未だ明らかにされていない。本研究では染色体分配制御に必要不可欠な役割を果たす染色体パッセンジャー複合体の構成因子であるBorealinに着目し、その分解制御機構とその制御機構の破綻がもたらす口腔発癌機構を明らかにした。

自由記述の分野

口腔病理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では,染色体分配という生命を根本で支える極めて重要なイベントの詳細なメカニズムをユビキチン分解に着目して明らかにし、その制御異常による口腔発癌機構を解明することを目的としている。本研究成果は、ユビキチン分解制御の破綻が染色体分配異常を介して癌化を引き起こすという新たな癌化機構を提唱するものと考える。本研究で着目する染色体分配異常は、癌で必須の異常であることから、特異性の高い分子標的治療薬の開発のみならず、口腔癌の新規診断マーカーとしての応用にも繋がり,新たな診断・治療戦略に発展することが期待される。

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公開日: 2020-03-30  

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