バーチャルリアリティを用いた糖尿病足病変ハイリスク要因アセスメント教育モデル開発

2016 年度 実績報告書

• 研究課題/領域番号: 16H05564
• 研究機関: 京都大学
• 研究代表者: 任 和子 京都大学, 医学研究科, 教授 (40243084)
• 研究分担者: 竹之内 沙弥香 京都大学, 医学研究科, 特定講師 (00520016) ; 浦西 友樹 大阪大学, 基礎工学研究科, 助教 (00533738) ; 黒田 知宏 京都大学, 医学研究科, 教授 (10304156) ; 内藤 知佐子 京都大学, 医学研究科, 助教 (10405053) ; 山口 曜子 京都光華女子大学, 健康科学部, 教授 (50381918) ; 川上 祐子 岐阜医療科学大学, 保健科学部, 講師 (80758582) ; 大西 弘高 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 講師 (90401314) ; 林田 麗 畿央大学, 健康科学部, 准教授 (10342221)
• 研究期間 (年度): 2016-04-01 – 2019-03-31
• キーワード: 看護学 / 看護技術 / 糖尿病 / 生活習慣病 / 看護教育

研究実績の概要

本研究の目的は、仮想現実感(Virtual Reality:VR)技術を用いて、糖尿病の予防的フットケアを担う看護師を対象とした、糖尿病足病変ハイリスク要因アセスメント教育モデルの開発をすることである。今年度は、3つの班（VR訓練システム開発・教育モデル開発・糖尿病の予防的フットケアのエキスパート)に分かれて活動した。VR訓練システム開発は、血流障害・神経障害・変形のVRを作成するための機器の整備とプログラミングを行い、教育プログラムを作成した。また、エキスパート班は、糖尿病罹患歴や振動覚、圧力覚、ABIなどのデータも含めて９つの患者像のVRモデル作成に向け、糖尿病足病変ハイリスク要因についてヒアリングを行った。教育モデル開発班は、VR訓練システムを組み込んだ教育内容と臨床能力評価をパッケージにした教育モデルを作成した。

現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

実施計画どおり研究は進んでおり、平成30年度（最終年度）に向け、研究を継続させる予定である。

今後の研究の推進方策

3つの班について、開発したモデルプログラムの精度の向上に向けて研究を進めていく。