研究課題/領域番号 |
16H05574
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
神田 清子 群馬大学, 大学院保健学研究科, 教授 (40134291)
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研究分担者 |
望月 留加 東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (10412991)
石田 和子 新潟県立看護大学, 看護学部, 教授 (30586079)
石原 千晶 新潟県立看護大学, 看護学部, 助教 (40635744)
李 範爽 群馬大学, 大学院保健学研究科, 教授 (50455953)
細川 舞 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (70760908)
藤本 桂子 高崎健康福祉大学, 保健医療学部, 講師 (80709238)
京田 亜由美 群馬大学, 大学院保健学研究科, 助教 (00803751)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 末梢神経障害 / 抗がん薬治療 / ICT教材 / セルフモニタリング教育 / 介入効果 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は,末梢神経障害を計量的に測定し,アプリを用いた暮らし支援やモニタリング,理学的所見による包括的なケアマネジメント介入を行い,その効果を明らかにすることである. 29年度-30年度の目的は患者の認知や行動を変容させるためのセルモニタリング介入モデルを用い,介入群(アプリ教材(昨年度評価済み)またはパンフレット教育教材使用)と対象群に振り分け,介入効果を明らかにすることである. 対象者は新潟と群馬の3カ所の施設において倫理審査会の承認を得て,倫理規範に基づき実施した.対象者:外来通院中の末梢神経障害が生じている患者40名に研究の同意を得て行う. 対象群:従来の支援・指導 20名, 介入群:開発したアプリ・視覚教材を用いたセルフモニタリング介入20名.介入は ①客観的評価,②アプリ教材等による介入③化学療法1回目,3回目,6回目,9回目の影響についての面談,評価は主観的評価と既存の尺度評価などである. 介入は2施設では順調に対象者が確保できるようになるが,1カ所の倫理審査が遅れ,対象者の確保が当初計画とおりには進んでいなかった.4月時点での修了者は26名であり,介入中が8名である.対象者の脱落があり,また途中段階での治療変更が認められ,対象群と介入群のデータ数がそろわない問題が生じている.対象者数の目標に向けてデータ収集を進めている.介入データでは,介入群における共同目標は,第1回目「症状の観察ができる」「前向きな気持ちを持ち続ける」など個人差が著明である.4回目は「症状を受け入れることができる」など適応の目標に変化している.ノート記載率は,1回・2回目は100%がほとんどであるが3回目・4回目になると記載率の減少の者が散見する.課題としては途中脱落のデータに関する取り扱いの検討やアプリ介入者を増加させることである.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
対象施設を3カ所予定していたが,1カ所の倫理審査に時間がかかり研究実施が遅れたためである.
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今後の研究の推進方策 |
対象施設と協力し,目標達成数に達成できるように実施する.さらに対象者の確保ができるように脱落者およびレジメン等の検討も行う.
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