研究課題/領域番号 |
16H05587
|
研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
佐藤 珠美 佐賀大学, 医学部, 教授 (50274600)
|
研究分担者 |
大橋 一友 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (30203897)
エレーラ ルルデス 大阪大学, 医学系研究科, 招へい研究員 (40597720)
園畑 素樹 佐賀大学, 医学部, 准教授 (50304895)
中河 亜希 佐賀大学, 医学部, 助教 (70453222)
大西 哲朗 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助教 (70759927)
平田 仁 名古屋大学, 予防早期医療創成センター(医), 教授 (80173243)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
キーワード | 産後 / 腱鞘炎 / 縦断調査 / 上肢機能評価 / QOL / 自己検診 / 教育介入 |
研究実績の概要 |
1)産後腱鞘炎予防プログラムの専門職評価:予防,セルフチェック,手と手首の病気,ストレッチ,抱っこと体の使い方等からなる8章40分の教材をmoodleにアップし,9名の評価を得た。受講トラブルもなく,8名がわかりやすい,7名が上肢機能障害の自動判定が有用だと回答した。そして,全員が満足・やや満足と答え,教材の活用の意思を示した。しかし,忙しい母親のために節単位で区切ったことが,負担となる可能性が指摘され章単位の動画に改修した。中国版は生活用品や家族役割の違いの指摘がありイラストや文章表現の工夫をした。スペイン語版は文字数の多さによるストレスを減らすため全編にBGM追加した。 2)産後の腱鞘炎予防プログラムの実証実験:産婦人科,新生児訪問,乳児健診等で教材視聴とアンケートを依頼し,実用化に向け検証した。妊婦4名(妊娠33週から36週)と褥婦24名(産後1か月から7か月)が参加した。予想に反し,経産婦(26名)の視聴が多かった。視聴時に12名(妊婦2名,褥婦10名)手首痛があった。利用環境はスマートフォンが82%と多く,教材へのログインもスムーズにできた。視聴時のトラブルは1名4%のみであった。75%が教材の長さは丁度よかった,75%がわかりやすかった,61%が上肢機能障害の自動判定が参考になったと回答した。半数以上がよかったと回答した内容は抱っこと体の使い方,ストレッチであった。89%の人が取り入れたいものがあり,ストレッチ,抱っこの仕方の調整は70%を超えていた。教材の総合的満足度は,満足が32%,やや満足が36%であった。中国語版,スペイン語版の実証実験でも問題は無かった。 3)産後腱鞘炎の予防法の普及を図るため,支援者用ハンドブックを作成し,保健師,助産師,看護師向けの講座(産後の腱鞘炎予防プログラムを活用した講義と予防法の演習4時間)を開催し,27名が参加し高評価を得た。
|
現在までの達成度 (段落) |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
|
備考 |
産後腱鞘炎に関する情報,研究成果を日本語とスペイン語のHPで公開している。 e-learningk教材3言語版(日本語,中国語,スペイン語)は,パソコン,タブレット,スマートフォンなどで,それぞれ「妊婦・家族・母親用」と「指導者用」を視聴できる。
|