研究課題/領域番号 |
16H05593
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
尾崎 章子 東北大学, 医学系研究科, 教授 (30305429)
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研究分担者 |
有竹 清夏 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (50415577)
安藤 千晶 東北大学, 医学系研究科, 助教 (60645919)
宮脇 郁子 神戸大学, 保健学研究科, 教授 (80209957)
多留 ちえみ 神戸大学, 保健学研究科, 保健学研究員 (90514050)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 高齢者 / フレイル / 睡眠 / 体温 |
研究実績の概要 |
平成30年度は,地域在住の住民を対象に,フレイルならびに睡眠障害の頻度との関連を明らかにするために,健診受診の際に,身体組成(筋肉量,体脂肪率,骨密度等)測定ならびに自記式質問紙調査を行い,フレイルの頻度,睡眠障害の頻度とその関連要因の探索を目的とした。 1)目的:フレイルと睡眠,身体組成との関連を検討した。2)対象:茨城県A市在住の国民健康保険加入者を対象とした特定健診の受診者ならびに後期高齢者医療制度加入者を対象とした健康診査の受診者。健康診断受診時に研究参加のリクルートを行った。3)調査内容と資料収集方法(1)筋肉量,体脂肪率,骨密度,握力等(2)主観的睡眠の質および睡眠障害(3)抑うつ感の評価 (4)認知機能 (5)生活機能:i) 運動量,ii) 過去1年間の転倒歴 (6)生活習慣,(7)健康状態 4)分析 フレイル高齢者,プレフレイル高齢者における睡眠障害の頻度,フレイルと睡眠障害の関連について,記述統計および推測統計により分析を行った。解析の結果,健診受診者を対象とした今回の調査集団においてフレイルに該当する者は少数であった。そこで,今回得られた資料については,一般住民または地域在住高齢者における体組成(筋肉量,骨密度)と睡眠との関連について解析を行う予定である。また,当初の研究目的であるフレイル高齢者を対象にするために,次年度以降はフレイル・サルコペニア外来を受診する高齢者を対象とする予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
データ入力を終了し,基礎解析を行っている段階である。
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今後の研究の推進方策 |
平成31年度は,フレイル・サルコペニア外来を受診した高齢者を対象に,フレイルと睡眠,身体組成との関連を明らかにする。1)目的:フレイルと睡眠,身体組成との関連を検討する。 2)対象:フレイル・サルコペニア外来を受診した高齢者 3)調査内容と収集方法(1)筋肉量,体脂肪率等(2)主観的睡眠の質および睡眠障害(3)抑うつ感の評価 (4)認知機能 (5)生活機能:i)老健式活動能力指標(自記式)ii)過去1年間の転倒歴(6)生活習慣,(7)健康状態 4)分析 フレイル高齢者,プレフレイル高齢者における睡眠障害の頻度,フレイルと睡眠障害の関連について,記述統計および推測統計により分析を行う。さらに,フレイル高齢者とプレフレイル高齢者を対象に,体温,活動量を5日間,睡眠を連続4夜モニタリングし,骨格筋委縮,体温リズム,睡眠の差異を明らかにする。
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