研究課題/領域番号 |
16H05595
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
グライナー 智恵子 神戸大学, 保健学研究科, 教授 (20305270)
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研究分担者 |
磯和 勅子 三重大学, 医学系研究科, 教授 (30336713)
岡本 菜穂子 上智大学, 総合人間科学部, 准教授 (30553565)
山口 裕子 神戸大学, 保健学研究科, 助教 (30782148)
龍野 洋慶 神戸大学, 保健学研究科, 助教 (70782134)
福田 敦子 神戸大学, 保健学研究科, 講師 (80294239)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 認知症 / Competency / Virtual Reality / 尺度 / 急性期病院 |
研究実績の概要 |
認知症看護卒後研修プログラムの効果検証のために、これまで44項目から成る認知症看護Competency尺度を開発し、その信頼性と妥当性を検証した。今年度は、臨床で簡便に活用できるよう項目数を精選し、認知症看護Competency尺度Version 2を開発した。 便宜的に抽出した300の急性期病院3000名へ無記名自記式質問紙を配布し、878名からの回答が得られた。そのうち有効回答773名のデータを分析対象とした。I-T相関、G-P分析、再テスト法、信頼性係数、探索的因子分析、確認的因子分析により尺度の信頼性・妥当性を検証した。対象者の平均年齢は37.4 ± 9.3歳、平均勤務年数は14.0 ± 8.7年であった。I-T相関の範囲は.46~.68であり、何れも有意差が認められた(p<.01)。G-P分析を行った結果、弁別妥当性が検証された(p<.001)。再テスト法による級内相関係数(ICC)は.76(p<.001)であり、本尺度の安定性が検証された。信頼性係数は.925と高い信頼性が認められた。探索的因子分析により5因子が抽出され、確認的因子分析による適合度指標はそれぞれCFI =.868, GFI =.868, RMSEA =.065であった。以上より本尺度の信頼性・妥当性が検証され、最終的に27項目5因子から成る6段階のLikert尺度が開発された。本研究結果は2020年度に国際学会で発表予定である。 Virtual Reality(VR)を活用した認知症看護卒後研修プログラムの効果検証に関しては、これまでの研究成果を国際学会で発表するとともに、VRエピソード3事例を台湾語に翻訳し、台湾における本プログラムの効果検証を進めている。同時に、プログラムの効果検証での活用も踏まえ、認知症看護Competency尺度の台湾語版、中国語版の開発を進めている。
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現在までの達成度 (段落) |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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