研究課題/領域番号 |
16H05597
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
白井 みどり 大阪市立大学, 大学院看護学研究科, 教授 (30275151)
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研究分担者 |
秋山 庸子 大阪大学, 工学研究科, 准教授 (50452470)
佐々木 八千代 大阪市立大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (10382243)
廣瀬 秀行 日本保健医療大学, 保健医療学部理学療法学科, 教授 (10360679) [辞退]
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | シーティング / 体圧分布 / 姿勢 / 行動 |
研究実績の概要 |
1.介護保険施設の職員を対象とする調査 高齢者の座位からの転倒・転落の危険性や援助の必要性の判断基準を検討するため、介護保険施設職員を対象に無記名自記式質問紙調査を行った。座る位置を座面後端から4cmごと前方に移動させた健康高齢者の座位姿勢の静止画像4枚を6人分提示し、転落の危険性と座り直しの必要性の有無を回答してもらった。介護保険施設10施設、453人から回答を得た。回答者は介護職員72.6%、看護職員18.1%等であった。転落の危険性は、1人の健康高齢者の画像では座面後端に最も近い画像1で54.5%、2番目に近い画像2で96.0%、残る5人では画像2で25.4~51.2%、3番目に近い画像3で59.8~86.8%が危険性ありと回答した。座り直しも上記と同じ健康高齢者では画像1で67.3%、画像2で98.5%、残る5人では画像2で32.5~64.0%、画像3で72.0~90.9%で座り直しが必要と回答した。 2.体圧分布変化による座位時転倒・転落危険性予測システムの作成 上記の静止画像ごとの圧力中心座標と転落の危険性ありの回答数には非線形の相関関係が確認されたため、この曲線に当てはまる関数を検討したところ、高い相関係数(R2=0.92)を示す近似曲線を描画できた。この曲線をもとに座り直しの必要性や転落の危険性を評価し、また転倒は立ち上がり動作や移乗動作時を想定して急激な座面圧力の低下で捉えることとした。これらの結果を用いて、LLセンサー((株)ニューコム)で得た座面圧力の信号をソフトに取り込んでPCで解析し、ディスプレイに座位姿勢の状況について「安全」、「確認」、「危険」の文字と色で自動的に通知するシステムを作成した。
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現在までの達成度 (段落) |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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