研究課題/領域番号 |
16H05609
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研究機関 | 国立保健医療科学院 |
研究代表者 |
吉岡 京子 国立保健医療科学院, その他部局等, 主任研究官 (00708951)
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研究分担者 |
塩見 美抄 兵庫県立大学, 看護学部, 准教授 (10362766)
片山 貴文 兵庫県立大学, 看護学部, 教授 (60268068)
細谷 紀子 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 准教授 (60334182)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 中堅保健師 / 施策化 / 教育プログラム / 住民ニーズ |
研究実績の概要 |
平成29年度に実施したパイロット調査の結果に基づき、2回の集合研修でよく見られたミスについてカバーする内容を盛り込んだWEB研修2回分を新たに作成した。これによりWEB研修は合計8回となった。また脱落率を改善するため、集合研修はオプションとし、希望者のみが参加する会を1回設定した修正版教育プログラムを施行した。263名の中堅保健師が研究ホームページに参加希望者として登録し、ベースライン調査に回答した244名を介入群121人、対照群123人に無作為に割り付けた。WEB研修プログラムを完遂した90人(完遂率74.4%)と待機中調査に回答した対照群115人を比較した。また、本研究参加以前に施策化に関する卒後教育を受けたことが有るか否かで2群に分け、比較した。 その結果、事業・社会資源の創出に関する保健師のコンピテンシー評価尺度(以下、CMC尺度)の得点は、介入群と対照群の2群間比較では有意差が検出されなかったが、施策化に関する卒後教育を受けたことが有る介入群の者のCMC尺度得点が有意に高値となっていた。また施策化に関する知識・技術に関して、介入群の方が対照群よりも有意に高値となっていた。脱落率は昨年度より半減し、25.6%であった。 本結果は、施策化WEB研修教育プログラムは、中堅保健師のうち特に施策化に関する卒後教育を受けた経験がある者の知識・技術の向上に寄与している可能性が示された。また、地方公共団体は地元の看護系大学と協働で施策化に関する卒後教育に注力する必要性が示唆された。
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現在までの達成度 (段落) |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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