研究課題/領域番号 |
16H05612
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域看護学
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研究機関 | 摂南大学 (2018) 京都橘大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
富永 真己 摂南大学, 看護学部, 教授 (40419974)
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研究分担者 |
朝倉 隆司 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (00183731)
朝倉 京子 東北大学, 医学系研究科, 教授 (00360016)
西村 美八 京都橘大学, 看護学部, 専任講師 (00436015)
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連携研究者 |
中西 三春 公益財団法人東京都医学総合研究所, 精神保健看護研究室, 主席研究員 (40502315)
川井 太加子 桃山学院大学, 社会学部, 教授 (70441102)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 組織特性 / 組織の健康 / 地域包括ケアシステム / 介護士 / 看護師 / 労働職場環境 |
研究成果の概要 |
Healthy Work Organization(HWO)の概念モデルを用い、地域包括ケアシステムの施設の労働職場環境と組織特性が組織の健康に及ぼす影響を量的・質的研究より明らかにした。量的研究の組織特性には Social Capital and Ethical Climate at the Workplace scale(SEW)を用い、26施設の看護・介護職員(N=1396)を対象に質問票調査を実施し組織特性が組織の健康(離職意向や職業的幸福感、業務上疾病の発生等)に及ぼす影響を明らかにした。質的研究の結果から離職要因と在職要因に関するカテゴリーを抽出した。組織特性の重要性が示唆された。
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自由記述の分野 |
産業看護
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地域包括ケアシステムに関わる施設の看護・介護職の需要が増す中、社会情勢や労働衛生の課題を踏まえ、それらの効果的な人材確保と快適職場づくりが喫緊の課題となっている。本研究はHWOの概念モデルを用いて、地域包括ケアシステムに関わる施設の労働職場環境特性と、排他的職場風土をはじめとする組織特性が、「組織の健康」として看護・介護職の離職意向や職業的幸福感、腰痛などの業務上疾病の発生等に及ぼす影響を事例研究・量的研究及び質的研究により検討した。組織特性の重要性を示唆した知見は学術的にも、臨床的にも意義深い。また、作成した成果物は各施設において快適職場づくりに活用できる点でも、社会的に意義深い。
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