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2019 年度 研究成果報告書

ポンペイ及びエルコラーノ遺跡壁画保存修復新技法開発と遺跡保存管理体制の確立

研究課題

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研究課題/領域番号 16H05640
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分海外学術
研究分野 文化財科学・博物館学
研究機関独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所

研究代表者

前川 佳文  独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所, 文化遺産国際協力センター, 研究員 (80650837)

研究分担者 朽津 信明  独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所, 保存科学研究センター, 室長 (50234456)
増渕 麻里耶  独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所, 文化遺産国際協力センター, アソシエイトフェロー (50569209)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード壁画 / 保存修復 / 文化遺産 / conservation / restoration / wall painting / affresco / Pompei
研究成果の概要

本研究は、「ポンペイ、エルコラーノ及びトッレ・アンヌンツィアータの遺跡地域」の名称でユネスコの世界遺産に登録される構成資産から、「ポンペイ遺跡」および「エルコラーノ遺跡」を対象に、新保存修復技法開発と遺跡保存管理体制の確立を目的に実施した。
両遺跡に残された壁画の多くは、これまで繰り返し行われてきた保存修復により様々な修復材料が表層面を中心に堆積していることから、従来の壁画保存修復技術では対処できない難しい状況にあった。本研究では、作品への負担を最小限に抑えた形での堆積物除去方法の開発に成功するとともに、継続して行う必要のある補強作業への活路を見出した。

自由記述の分野

文化財保存学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、開始段階より当該遺跡における壁画保存修復の問題点を明確にするため、入念な調査を繰り返し、研究の目的を明確にした。その結果、壁画表面に堆積する過去の修復材料をより安全な方法で除去する事に成功した。
現在も世界中から人々が訪れるポンペイ遺跡においてシンボル的な役割を担う壁画群。文化財保存学の領域において、この人類共通の遺産を後世に伝えるための研究に貢献できたことは、学術的にも社会的に大きな意義を持つといえる。

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公開日: 2021-02-19  

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