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2019 年度 研究成果報告書

半世紀に及ぶアラビア半島とサハラ沙漠オアシスの社会的紐帯の変化に関する実証的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 16H05658
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分海外学術
研究分野 地域研究
研究機関秋田大学

研究代表者

縄田 浩志  秋田大学, 国際資源学研究科, 教授 (30397848)

研究分担者 石山 俊  国立民族学博物館, 人類文明誌研究部, プロジェクト研究員 (10508865)
遠藤 仁  秋田大学, 国際資源学研究科, 客員研究員 (80551548)
渡邊 三津子  千葉大学, 大学院人文科学研究院, 助教 (10423245)
古澤 文  奈良女子大学, 大学院人間文化研究科, 博士研究員 (50634812)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード社会的紐帯 / 西アジア・北アフリカ / 乾燥地オアシス / 民族誌写真の活用 / 半世紀の景観変遷 / 半世紀の社会変化 / 水・土地利用 / 物質文化
研究成果の概要

西アジア・アラビア半島と北アフリカ・サハラ沙漠のオアシスでおよそ半世紀前から、日本の文化人類学者・人文地理学者が実施した研究内容と現地収集資料を発展的に継承することにより、乾燥地アラブ・イスラーム社会における景観変遷・社会変化を「社会共通資本としての水資源」に注目して比較検証した。その結果、土地利用、生業形態、資源管理、物質文化のそれぞれの特徴とそれらの関係性には「生活様式と資源利用の世代間ギャップ」を伴うことが浮き彫りとなった。にもかかわらず「弱い社会的紐帯の強さ」は、半世紀に及ぶミクロとマクロの両レベルをつなぐ相互作用下で、全体に波及する社会連携を牽引しうることが明らかとなった。

自由記述の分野

人文学

研究成果の学術的意義や社会的意義

学術的な特色と社会的な意義は、社会的紐帯に関する理論的・実証的研究を、現地住民との共同作業を通じて推進していくことにより、1)研究成果の日本語、英語、現地語(アラビア語)によるアウトリーチ、2)理論的考察に基づく社会開発への提言、3)展示活動を通じた研究成果の現地社会への還元という形で、実践としても「弱い社会的紐帯」を強める社会実装を行った点にある。例えば、日本で開催した国際シンポジウム「サウジアラビアと日本をつなぐ文化交流のこれから」には、調査対象であった現地住民が自費参加し、調査対象地のアラビア語新聞電子版によって広く報道される等、現地社会においても本研究成果は一定の評価を得た。

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公開日: 2021-02-19  

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