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2018 年度 実績報告書

インド洋フランス語系クレオル民話の口演の研究

研究課題

研究課題/領域番号 16H05671
研究機関東京外国語大学

研究代表者

小田 淳一  東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (10177230)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード文学一般 / 民話 / インド洋西域 / レユニオン / クレオル
研究実績の概要

現地で採話したレユニオン・クレオル語の民話テキストを日本語に翻訳するに際して,採取した際の音源と現地協力者による翻刻テキスト,また翻刻テキストの,同じく現地協力者によるフランス語訳をそれぞれ相互に照合し,翻刻テキストにおける音源の遺漏部分を書き加えると共に正書法の不統一を修正した。さらにフランス語訳の精度を確認し,削除部分や加筆部分をそれぞれ修正した。
上記の作業において,テキスト内に現れる特殊な民俗語彙,また特徴的な使用語彙,さらに身体性を含む様々な聴き手との間の相互コミュニケーションの歴史的・文化的背景に関する情報を得るために海外調査を行い,現地の語り手数名から詳細な情報を得た。それらの情報はクレオル語テキストの日本語訳に可能な限り注として付した。
上述した分析の過程で得られた知見のうち,現地協力者によるクレオル語の翻刻テキストとそのフランス語訳テキストにおける様々な種類の「削除」と「付加」について,2020年3月1日(日)~ 2日(月)に公立はこだて未来大学で開催された人工知能学会ことば工学研究会第64回研究会において,「リテラシーによるオラリティの二重の蹂躙-レユニオン・クレオル民話の事例-」というタイトルで報告を行った。
本研究で採話した民話のうち二十五編のテキストを東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所より刊行した(『レユニオンの民話』)。なお,現地の公用語であるフランス語訳のテキストは分量が多く予算内に収めることが出来なかったため,レユニオン・クレオル語と日本語の対訳形式とした。

現在までの達成度 (段落)

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2020

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] リテラシーによるオラリティの二重の蹂躙-レユニオン・クレオル民話の事例-2020

    • 著者名/発表者名
      小田淳一
    • 雑誌名

      人工知能学会第2種研究会ことば工学研究会資料

      巻: SIG-LSE-B903 ページ: 9-14

  • [図書] レユニオンの民話2020

    • 著者名/発表者名
      小田淳一
    • 総ページ数
      457
    • 出版者
      東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所
    • ISBN
      9784863373259

URL: 

公開日: 2021-01-27  

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