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2019 年度 研究成果報告書

アジア太平洋諸国における手話の対照言語学的研究:外国手話事典の編集をめざして

研究課題

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研究課題/領域番号 16H05674
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分海外学術
研究分野 言語学
研究機関豊橋技術科学大学

研究代表者

加藤 三保子  豊橋技術科学大学, 総合教育院, 教授 (30194856)

研究分担者 小林 昌之  独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所, 新領域研究センター, 主任調査研究員 (60450467)
相良 啓子  国立民族学博物館, 人類基礎理論研究部, 特任助教 (90748724)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード手話 / アジア太平洋諸国の手話 / 外国手話 / 手話の対照言語学的研究 / 家族関係の手話表現 / 生活基本語の手話表現
研究成果の概要

本研究では、日本手話を含めた8つのアジア太平洋諸国・地域で述べ56名のろう者の手話表現を収録した語彙の中から、22語(家族表現11語、生活基本語11語)に焦点をあて、各国の手話語彙を対照言語学的観点から比較研究した。いずれの手話言語にも、地域差、年齢差、男女差などがあり、貴重な手話データを収録することができた。同時に、語源が共通している手話語彙(例えば、お金や病気など)が確認できた。8つの手話言語の分析結果から、写像性が高い手話言語の特徴が改めて浮き彫りになった。また、今回の調査国・地域の手話言語には、いくつかの言語系統が存在することもわかった。

自由記述の分野

社会言語学

研究成果の学術的意義や社会的意義

グローバル社会において、来日する外国人ろう者や、海外へ出向く日本人ろう者が増加しており、ろう者どうしの国際交流は年々盛んになっている。今後、アジアのろう者はさまざまな国際的会合を組織し、手話を使った交流の機会を増進するであろう。このような場では、お互いに相手の手話を学習しあう必要がある。本研究の成果は、そのための一助となることを目的としている。別途発行した報告書には実際の手話の動画DVDを添付し、丁寧な解説とともに各国の手話を紹介している。各国手話語彙の対照言語学的分析の結果も含め、日本のろう者・手話通訳者・手話学習者等らがアジア太平洋諸国の手話を学習する際には、本研究の成果が活用できる。

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公開日: 2021-02-19  

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