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2019 年度 研究成果報告書

インドネシア現代史の「失われた環」--戦前戦後をつなぐ日本軍政ネットワーク

研究課題

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研究課題/領域番号 16H05679
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分海外学術
研究分野 アジア史・アフリカ史
研究機関宮城大学

研究代表者

山本 まゆみ  宮城大学, 基盤教育群, 教授 (60709400)

研究分担者 倉沢 愛子  慶應義塾大学, 経済学部(三田), 名誉教授 (00203274)
Horton William.B  秋田大学, 教育文化学部, 准教授 (00625262)
高地 薫  神田外語大学, 外国語学部, 講師 (30345178)
スリョメンゴロ ジャファール  政策研究大学院大学, 政策研究科, 助教授 (40600440)
山崎 功  佐賀大学, 芸術地域デザイン学部, 教授 (60267458)
後藤 乾一  早稲田大学, 国際学術院(アジア太平洋研究科), 名誉教授 (90063750)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード日本占領期インドネシア研究 / 植民地研究 / 日イ関係史 / 史料研究 / インドネシア現代史
研究成果の概要

本研究は、今まで国内外の研究者が限界と考えていた多言語に亘る史資料を精査し、人の繋がりから歴史を紐解くことで歴史の「連続性」を見出すことを目的とした。インドネシア現代史の「失われた環」とされる日本占領期を、軍・官・財・学の人脈やネットワークを探求すべく、当時の史料を相当数収集した。これら史料研究を通じ日本軍政と戦後インドネシア社会との連関を考える研究へと継承した。
3年間の本研究実績は、代表者および分担者で、国際学会のパネル発表を29回行った。研究者が発表した書籍総数11本、研究論文14本の出版に加え、国際シンポジウムや国際ワークショップを開催した。国内シンポジウムや国内外で史料展も開催した。

自由記述の分野

歴史人類学、インドネシア現代史

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、国家と国家を対立軸に置く単純な構図の歴史観から離れ、人脈やネットワークを中心とし、対峙ではなく影響し社会が適応しながら変容していく歴史を再考した。発掘した史料を英語で発信し、また成果を国際的に共有できる英語で発表することで、言語による研究の困難さから「失われた環」となっていた日本占領期インドネシア史の基盤整理をし、国際的にも研究を推進させる貢献をした。「戦時期」を対立構造とは異なる枠組みでとらえる本研究は、歴史を政争の具とする現在社会へも一石を投じることができ、社会的にも意義があった。

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公開日: 2021-02-19  

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