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2018 年度 研究成果報告書

タイにおけるスイギュウマラリアの分子疫学並びにその病原性解析

研究課題

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研究課題/領域番号 16H05807
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分海外学術
研究分野 獣医学
研究機関長崎大学

研究代表者

麻田 正仁  長崎大学, 熱帯医学研究所, 助教 (40587028)

研究分担者 金子 修  長崎大学, 熱帯医学研究所, 教授 (50325370)
研究協力者 カエタマソーン モラコット  
テンプルトン トーマス  
ハキミ ハッサン  
竹田 美香  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードマラリア / スイギュウ / ヤギ
研究成果の概要

偶蹄類マラリア原虫は近年になるまでその疫学及び系統上の位置は不明であった。スイギュウのマラリア原虫は1919 年にインドにおいて、ヤギのマラリア原虫は1923 年にアンゴラにおいてそれぞれ初めて報告されたが、これらの原虫に関する続報はほとんど無かった。本研究では、スイギュウ及びヤギを対象にマラリア原虫の調査を進め、スイギュウのマラリア原虫が東南アジアに分布し、ヤギのマラリア原虫がアジアからアフリカにかけて広く分布することが明らかとなった。さらにその分子系統解析から、偶蹄類マラリア原虫が既知の哺乳類、鳥類、爬虫類マラリア原虫以前に分岐することを明らかにした。

自由記述の分野

獣医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究から、スイギュウのマラリア並びにヤギのマラリアが広く東南アジアを含む地域で蔓延していることが明らかとなった。スイギュウ、ヤギは使役動物や乳・肉の生産を通じて現地の農畜産業を支える重要な家畜であるため、今後詳細な病原解析と偶蹄類家畜のマラリアに対する対策の構築が必要である。

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公開日: 2020-03-30  

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