研究課題
2018年はインドネシアに赴き共同研究者であるSyafruddin博士のエクマン研究所(ジャカルタ市)で研究ミーティングを行った。ハサウディン大学(マカッサル市)にも訪問し、共同研究者であるYenni Yusuf博士、Isra Wahid博士と研究ミーティングを行った。同時にハサウディン大学で医学部学生を対象としたセミナーを開催し、学生と交流を図り、本プロジェクトの次の世代を担う若手研究者に本共同研究の意義を説明した。さらに、マカッサル市郊外のスラベシ島熱帯雨林地域でIsra Wahid博士と共同でマラリア媒介蚊のフィールド調査を実施した。この調査にはインドネシア若手研究者が中心となってライトトラップによる蚊の捕獲を合計5ヶ所で行い、ハマダラカの種類を鑑別した。2016, 2017年に収集したインドネシアの血清サンプル200検体はインドネシアとの取り決めに従いインドネシア留学生の研究テーマの一部として解析を開始した。AAPPおよび各種マラリア特異抗体価のELISAによる検出については、大腸菌で発現した組換えタンパクを高純度で精製し実験に供したが、日本人から得られた陰性血清とは異なり、現地住民の血清中には大腸菌産物との非特異的反応が生じており、これを抑えることには至っていない。現在は引き続き大腸菌発現系とは異なる小麦胚芽無細胞系での抗原タンパクの発現・精製を試みている。すでにミニスケールでの発現は確認している。
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (5件) (うち国際共著 2件、 査読あり 5件、 オープンアクセス 5件) 学会発表 (12件) (うち国際学会 2件、 招待講演 1件) 産業財産権 (3件)
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