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2018 年度 研究成果報告書

南米エクアドルで住民から検出された肝吸虫新種の分類と生態疫学

研究課題

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研究課題/領域番号 16H05820
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分海外学術
研究分野 寄生虫学(含衛生動物学)
研究機関国立感染症研究所

研究代表者

杉山 広  国立感染症研究所, 寄生動物部, 主任研究官 (00145822)

研究分担者 板垣 匡  岩手大学, 農学部, 教授 (80203074)
高木 秀和  愛知医科大学, 医学部, 講師 (90288522)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード肝吸虫 / 肝蛭 / 肺吸虫 / エクアドル / 南米
研究成果の概要

南米エクアドルでAmphimerus属の肝吸虫に関する国際共同研究を行い、同国の全24県のうち、3県に本虫の流行地を見付け、多数の住民が感染する事実を明らかにした。感染源となる淡水魚も特定し、成虫・幼虫(メタセルカリア)・虫卵を材料として、種の同定に有効なマーカー(形態・遺伝子)も決定した。駆虫によって得られた成虫を出発材料に、ミトコンドリアDNA全長の塩基配列を解読し、遺伝子配列を登録した。また、肝吸虫と同様に、食品媒介吸虫である肝蛭と肺吸虫についても、エクアドル国内における地理的分布や分類、系統関係の解析などの検索・検討に取り組んだ。

自由記述の分野

寄生虫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、エクアドルに分布する肝吸虫と、さらに肝蛭および肺吸虫を対象として、汚染実態を解明し、各寄生虫症の予防法・診断法の確立に取り組んだ。公衆衛生学・地域保健学的にも意義のある研究成果をあげることができ、地域住民の健康被害を予防・解決する成果を得たと考えている。これに加えて、宿主との共進化や寄生虫の種間競合などの学術的課題に繋がる話題も提供でき、吸虫類の種分化や進化機構を理解・解決するために重要な問題点も提示できたと考えている。

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公開日: 2020-03-30  

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