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2018 年度 研究成果報告書

インドネシアにおける肝疾患の早期診断治療への教育システムの確立

研究課題

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研究課題/領域番号 16H05826
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分海外学術
研究分野 疫学・予防医学
研究機関神戸大学

研究代表者

林 祥剛  神戸大学, 保健学研究科, 教授 (50189669)

研究分担者 靭 千恵  神戸大学, 保健学研究科, 特命助教 (50570834)
亀岡 正典  神戸大学, 保健学研究科, 教授 (60281838)
矢野 嘉彦  神戸大学, 医学研究科, 講師 (60419489)
研究協力者 LUSIDA Maria Inge  
RATNASARI Neneng  
MUHAMMAD Hanafi  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードインドネシア / 肝炎ウイルス / 肝がん / 早期診断
研究成果の概要

アジア途上国であるインドネシアにおける慢性肝疾患、特に肝がんの現状評価を行い、肝がんやその背景となる肝炎ウイルスの疫学的な調査研究を行った。肝細胞癌例では半数以上にB型肝炎が関与しており、B型肝炎の蔓延防止が急務と考えられた。しかし学童のHBs抗原陽性率は未だ2~4%であり、B型ワクチンプログラムの問題点が明らかとなった。今回の研究では、疾患の進行に伴うウイルス変異や抗ウイルス剤使用における多様性の変化なども明らかとなった。
また、伝統的治療からの創薬開発を目指すため、抗ウイルス活性を有するインドネシア固有の天然資源についても検討し、伝統的治療に対する科学的立証を行った。

自由記述の分野

病理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究を通じてインドネシア国の臨床医および基礎研究医とともに学術研究を行うネットワークを構築した。学術的には、同国の肝炎ウイルスの持続感染や病態に関わる宿主遺伝子およびウイルス遺伝子変異についての一端を解明した。また同国の天然資源において抗ウイルス効果を検証し、伝統的治療の科学的立証につながる研究をおこなった。
社会的意義としては、同国の肝臓がんの現状と問題点の抽出を行うことができ、医療水準の向上や早期診断治療にむけた患者への啓蒙活動を行う上での基盤が形成された。

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公開日: 2020-03-30  

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