研究課題
タイのベーチェット病(BD)42例ではA*26:01陰性群でB51:01、B*51X陰性でA*26:01が有意に増加し、B*51:01陽性BDは後部ブドウ膜炎と相関した(Int J Rheum Dis)。本邦BD病47例、他のぶどう膜炎36例、強皮症(SSc)15例、正常人17例で抗原候補ペプチド(PD)との反応性を検討した。HSP65由来のHSP65PDとHLA-B*51由来PDでBDリンパ球の有意な増殖が誘導された。BDのHLA-B*51:01陽性群で陰性より有意に強いリンパ球増殖が誘導された(PLoS One)。配列モチーフ解析(http://www.immuneepitope.org)、分子動力学法での結合性推定からは親和性がリンパ球活性化に関与する可能性が示唆された。タイSSc51例のHLA検討では、DRB1*15:02のAFは既報と同様でDRB5*01:08Nを認めた。タイSScで TopoI由来PDに対するサイトカイン産生をICS法で検討し、IFN-γ、IL-2陽性細胞はPD mixture刺激で有意に増加した。各PDに対する反応は検討中。GROMACSプログラムを用い MICA-TM とB*51、*52との複合体構造の分子動力学計算を行った。B*51の100ns時の構造はB*52と比べてMICA-TMのN末端が収容溝の外側を向いた状態になっていたが、N末がアンカーとして働いていない可能性が示唆された。また分子動力学法でBDのPDとHLA‐TCRとの結合を検討中。結晶化検討では組換え蛋白の収量を向上させるため、B*51:01のα1とα2ドメインのみを含むα鎖を調製しエピトープPDとの再構成を検討した。α鎖(25-206)の発現は良好であった。エピトープ存在下でリフォールディング条件を検討し、透析法を用いた条件において目的蛋白を可溶性画分として得ることが出来た。
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2020 2019 その他
すべて 国際共同研究 (3件) 雑誌論文 (19件) (うち国際共著 3件、 査読あり 17件、 オープンアクセス 4件) 学会発表 (39件) (うち国際学会 5件、 招待講演 2件)
Int. J Rheumatic Diseases
巻: - ページ: -
10.1111/1756-185X.13785
Jpn J Ophthalmol.
10.1007/s10384-020-00717-4
Chem. Phys. Lett
10.1016/j.cplett.2019.136854
J. Biochem
10.1093/jb/mvaa008
J. Biol. Chem
巻: 295 ページ: 899-904
10.1074/jbc.AC119.011816
PLoS One
巻: 14 ページ: -
10.1371/journal.pone.0222384
Ocul Immunol Inflamm
10.1080/09273948.2018.1559928
Sci Rep
巻: 9 ページ: -
10.1038/s41598-019-45149-4
巻: 8 ページ: -
10.1080/09273948.2019.1641611
Medicine (Baltimore)
巻: 98 ページ: -
10.1097/MD.0000000000014668
Ocul Immunol Inflamm.
巻: 27 ページ: 40-50
10.1080/09273948.2018.1491605
PLOS Neglected Tropical Diseases
巻: 13 ページ: -
10.1371/journal.pntd.0007633
J. Gen. Virol
巻: 100 ページ: 1099-1111
10.1099/jgv.0.001286
Biochemistry,
巻: 58 ページ: 3933-3937
10.1021/acs.biochem.9b00702
EMBO reports
巻: 20 ページ: -
10.15252/embr.201847183
Org Biomol Chem
巻: 17 ページ: 234-239
10.1039/c8ob02814a
MOLECULES
巻: 24 ページ: -
10.3390/molecules24244569
月間「アグリバイオ」
巻: 3 ページ: 1265-1267
月間「細胞」
巻: 51 ページ: 604-605