研究成果の概要 |
本研究はケニア小児の腸内寄生原虫の感染危険因子を調査した。HIV感染児のアメーバ感染率は非感染児より低かった(63.2% vs. 78.8%, P=0.02)、高いCD4/CD8比はアメーバ感染と関連していた(OR 3.3, P<0.01)。HIV感染女児のジアルジアBの感染率はHIV感染男児とHIV非感染女児より低かった(15.6% vs. 40.5% と37.8%、P<0.01と0.02)。また、飲用水の煮沸しないこと(OR 3.88, P=0.04)および兄弟などの世話をすること(OR 2.8, P=0.01)はジアルジアB感染の危険因子であった。
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