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2020 年度 研究成果報告書

タンデム式ハイブリッド型パイプラインによるプロセッサの超高電力効率化

研究課題

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研究課題/領域番号 16H05855
研究種目

若手研究(A)

配分区分補助金
研究分野 計算機システム
研究機関東京大学 (2018-2020)
名古屋大学 (2016-2017)

研究代表者

塩谷 亮太  東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 准教授 (10619191)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワードプロセッサ・アーキテクチャ
研究成果の概要

携帯端末では消費電力を重視してLittleコアと呼ばれる小型のプロセッサを搭載していたが,近年ではスマートフォンなどの普及によって高い性能が求められるようになったためBigコアと呼ばれる大型のプロセッサが採用されている.Bigコアは高い性能を持つ一方で,消費電力に問題がある.このため,本研究ではLittleコア並の消費電力とBigコアに匹敵する性能を両立する,超高電力効率プロセッサを研究した.本研究により,電力効率を大幅に向上させる低消費電力モードとモード切替アルゴリズムを実現した.また,これらを実証するためのLSI試作を行い,シミュレーションではなく実際の性能や消費電力に基づく検証を行った.

自由記述の分野

計算機システム

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では,Bigコアで実行してもLittleコアで実行しても大きく性能が変化しない領域がプログラム内に細粒度に存在することや,それらの性質について明らかにした.また,これを利用することでプログラム実行の際の大きく電力効率を上げられることを明らかにした.さらに,電力効率の検証を目的として行ったLSI試作では,その結果得られたプロセッサ設計をオープンソースとして公開しており,これを使用して様々な研究を行うことを可能にした.

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公開日: 2022-01-27  

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