研究課題/領域番号 |
16H05882
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
植村 宗則 九州大学, ARO次世代医療センター, 助教 (50636157)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 手術トレーニング / 時系列解析 / AI / カオス解析 |
研究実績の概要 |
本研究では、熟練した医師の経験と勘を頼りにした、いわゆる「名人芸」といわれる客観的には伝えがたい技術を経験的に教え、トレーニングを行ってきたこれまでの教育システムを、根本から刷新する事ができる革新的な内視鏡外科手術教育支援システムを開発する。本システムは手術工程解析の自動化による新しい手術手技評価方法とディープ・ラーニングを用いた新しい情報処理システムにより、他の外科医が行った手術を含む、全ての症例経験を自身の症例経験として共有し、「無駄のない手術」を実現するための外科教育システムである。 平成28年度は、「無駄」とは何かを明らかにするために、手術工程解析を実施できる環境構築と、臨床医の縫合結紮データを収集した。 手術工程解析では、画像処理技術とビッグデータ解析技術を融合させ、ディープ・ラーニングを活用することで外科医の術中の縫合結紮の動作を画像のみから軌跡を取得し時系列データに自動に落とし込む仕組みを開発した。 また内視鏡外科学会と連携し、約280名の外科医の縫合結紮データを収集した。 現在、約280名以上のデータ解析および統計処理を自動で行うアルゴリズムを開発している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
縫合結紮シミュレータの部品調達遅延に伴い納品が遅れたため、臨床医のデータ収集が予定よりも3ヶ月程度遅延した。
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今後の研究の推進方策 |
データ収集の遅延に伴う成果発表がそれに合わせて遅れる見込であるが、大勢に影響は無い。
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