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2019 年度 研究成果報告書

価値観に根ざした環境配慮行動促進策の提案:東洋・西洋社会における横断・縦断研究

研究課題

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研究課題/領域番号 16H05896
研究種目

若手研究(A)

配分区分補助金
研究分野 環境政策・環境社会システム
研究機関筑波大学

研究代表者

甲斐田 直子  筑波大学, システム情報系, 准教授 (60456704)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード環境配慮行動 / 価値観 / 潜在的態度 / 顕在的態度 / 行動変容
研究成果の概要

本研究の目的は、アジア諸国における環境配慮行動に関する価値観(潜在的・顕在的態度)にもとづく有効な環境政策を提案することであった。日本、中国、マレーシアにおける質問紙調査および介入実験調査の結果、(1)対象国における全体的傾向として潜在的・顕在的態度、環境意識および行動は有意な正の関係性にあること、(2)対象国により重要視される価値観が異なること、(3)情報提供や映像視聴、ソーシャルメディア利用による、自然環境あるいは対象とする特定の問題(エネルギー消費、家庭廃棄物、食品廃棄物等)に対する理解を促進する介入を行うことにより、環境配慮意識および行動意図が強化されることを明らかにした。

自由記述の分野

環境心理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、潜在的・顕在的環境態度と環境配慮行動の関係性についてアジア諸国において検証した、数少ない研究の一つである。対象国において実施した質問紙調査および実験介入調査より、各国において重要視され、また行動変容促進介入の感度の高い価値観・態度項目について、類似・相違のある点を明らかにした。これらの知見は、各国の文化的背景にもとづいた、より効果的な行動変容促進方策の設計に寄与することが期待される。

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公開日: 2021-02-19  

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