• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2018 年度 研究成果報告書

中国甘粛仏教石窟壁画の制作技法に関する多面的研究

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 16H05902
研究種目

若手研究(A)

配分区分補助金
研究分野 文化財科学・博物館学
研究機関国立民族学博物館 (2016, 2018)
関西大学 (2017)

研究代表者

末森 薫  国立民族学博物館, 学術資源研究開発センター, 機関研究員 (90572511)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード中国仏教美術 / 壁画 / 技法・材料 / 麦積山石窟 / 光学調査 / 年代測定 / 敦煌莫高窟 / 千仏図
研究成果の概要

中国甘粛省にある麦積山石窟・敦煌莫高窟に描かれた壁画の制作技法・材料の多面的な研究を進めた。麦積山石窟壁画の光学調査では、彩色材料や壁画構造のデータを得たほか、目視では観察しにくい図像を可視化した。また、麦積山石窟壁画片の放射性炭素年代測定では、過半数が既存年代観と調和を示したが、一部は外れる結果となった。そして、敦煌莫高窟の千仏図が有する規則的描写の分析からは、時代ごとの空間の特徴などを明らかにした。

自由記述の分野

文化財科学、中国仏教美術史

研究成果の学術的意義や社会的意義

シルクロードの一部である河西回廊沿いの仏教石窟に残される壁画や造像は、仏教の教義や儀礼、仏教の伝播の歴史などを伝える貴重な資料である。古代仏教壁画の制作技法・材料に関する多面的な研究で得られた成果は、制作当時の文化の様相を示す物証であり、制作年代、描写方法に関する客観的データを示すとともに、中国に仏教が伝来した初期における仏教文化の諸相を明らかにするものである。

URL: 

公開日: 2020-03-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi